赤ちゃんに食べさせてはダメなものって…
以前ツイッターで紹介させて頂いた離乳食に使ってはいけない食材のまとめをつくりました。小児科クリニックなどからも使用したいとのお問い合わせをいただき、保育園栄養士の方にも目を通して頂いたものです 。
ハチミツ
加熱すれば大丈夫と思われがちですが、そんなことはありません。ボツリヌス菌は少し沸騰したくらいでは死滅しないので、はちみつ単体はもちろんの事、はちみつを隠し味で混ぜたものを1歳未満の子に与えるのも大変危険です!
ハチミツの中には稀にボツリヌス菌という菌が混入してしまいます。その菌により『ボツリヌス病』という病気になってしまうこともあり、最悪の場合は死に至ることもあります。このことは1987年頃から国が注意喚起を発表していますが年配の方は知らないことが多いのも要注意です。ハチミツは絶対に与えないようにしてください。
お砂糖の種類
黒糖、きび砂糖やてんさい糖もネットでは乳児に与えてはいけないものとしてあがっているものもあり砂糖の種類も調べてみました。今回は原材料は特に関係ないので作り方に焦点を当ててます。これは問い合わせ内容ではなく私がなんとなくまとめたものですのでザックリしててすいません。
どのような砂糖が乳児に与えるのを推奨していなかというと精製されていない砂糖でした。そこで実際に問い合わせてみました。問い合わせ先は厚生労働省食品安全課ともう一つは、東京都福祉保健局安全部食品監視課。
厚生労働省的には実際に事例がなければ、その食品に制限を欠けることはないらしいです。よって日本では黒砂糖・てんさい糖・きび糖での乳児ボツリヌス症は確認されていないとのこと。しかしリスクはないとは言い切れないとの解答でした。
東京都福祉保健局安全部食品監視課では、日本ではないが海外でそれらの砂糖にボツリヌス菌が混在していた事例がある。そのためリスクがないとは言い切れないので避けた方がいいとの解答。国としては与えてはいけないと規制をかける程の脅威ではないがリスクはゼロとは言えない。との回答を頂きました。
青魚
与えるなら離乳食完了期以後が推奨されています。理由としては青魚はアレルギーが出やすいため。もう一つの理由は鮮度が落ちやすいので食中毒などの心配があるようです。与えるときは新鮮なものを十分に加熱し離乳食完了期以後に与えてください。
貝類
牡蠣は熱処理をすれば1歳から与えることが可能ですが、アサリやはまぐりなどの2枚貝はノロウイルスによる食中毒の危険もあります。
生もの
刺身などは骨がないので加熱処理すれば離乳食としても使うことができますが生ものは絶対にあげてはいけません。アレルギー、食中毒や寄生虫と様々なリスクが凝縮されています。よってあかちゃんが十分成長してから与えましょう。
窒息の恐れがある食べ物
ピーナツなどの豆類・こんにゃくゼリー・お餅…
これらは赤ちゃんに限らず、幼児にも注意が必要なたべものです。小さな子供は噛むことが得意ではないため窒息に注意して下さい。
アレルギー食品
一昔前まで三大アレルギーといえば乳・卵・大豆でしたが、近年は乳・卵・小麦に移り変わってきています。これらの食品を上げる際は注意が必要です。
初めての食材を食べさせる時間…
離乳食で初めての食材を与える場合は、アレルギーが出た場合のことを想定して小児科が開いている午前中に与えることが推奨されています。
また、初めて与える食材はアレルギー反応がでた際にどの食品でアレルギーになったのかがわかるように1種類が望ましいです。
まとめ
今回、問い合せた公的機関ですがどこも快く答えて頂いたので皆さんも、もし他に気になる事があったら是非しっかりとした情報もとに問い合せてみてください。
乳幼児に与えてはいけないもので表にしてありますが、これがすべてではありません。よかったらご自分で調べてまとめてみてください。